
アメリカのケリー国務長官は11日、ウクライナ情勢を巡りロシアのラブロフ外相と電話協議し、ロシア部隊による軍事展開を継続したり、さらにエスカレートさせたりすれば「外交的解決の余地はますます狭まる」と述べ、軍事的緊張を即座に解消すべきだと伝えました。アメリカ国務省が明らかにしました。ケリー長官は外交的解決の前提は「ウクライナの安全と主権が守られることであり、まだ実現していない」と指摘しました。
ラブロフ外相は、アメリカが提案した事態打開策への対案をロシアの安全保障会議が固めたことを明らかにしており、電話協議で具体的に意見交換した模様です。また、両者は協議を今週も継続させることを確認しました。
だが、16日に実施されるクリミア自治共和国でのロシア編入を問う住民投票までに決着できるかどうかは見通せていません。サキ報道官は協議で前進があれば、ケリー長官が訪露する可能性に言及していますが、現状では困難とみられます。